経営者として正直でありたい
私で4代目となる中茶屋髙橋工務店は、兵庫県の播磨で船大工を営んでいた初代の曾祖父が、昭和2年に現在の中茶屋にて建物大工として創業したのが始まりです。
今、施工の現場では、既製部材と工具の自動化・プレカットが主流になり簡単に建て付けを行う姿を見かけることが多くなりました。子供の頃から先代の背中を見て、家づくりとしての釘打ちやかんな掛けなどを一から学んだ私の若い時代とは、まったくの違いです。ですが、お客様それぞれの家の構造や土壌を見極めた上で、永きにわたり満足を得られる家づくりを考えたとき、物造りの技術と精神が今でも活かされるものと信じています。
地元である中茶屋に根付いて90余年、4代という長きにわたり工務店を営むことができますのも、地域のみなさまの篤いご支援のお陰と感謝しています。今後も、お客様とのつながり、家づくりの神髄を大切にするとともに小規模な工務店ではありますが、ご依頼いただいたお客様への感謝の気持ちを忘れずに日々精進してまいる所存です。